pantune log

webディレクターの日々の記憶

人生を楽しめる人間こそが天才である

ギークなエンジニアがすごいなと思うのは

仕事以外の部分でもプログラミングを楽しめる所なんだろうなと思う。

 

本人達からしてみれば面白くてやっているので

すごいもクソもないんだろうな。

というかそもそもがこの発想自体が間違っているのかもしれないが。

 

なぜなら僕はエンジニアでもなければギークでもない。

 

そこを理解するには同じ土俵に立たない限りは決して理解出来ないのでもはや言及する事自体が間違っているんだろう。

 

仕事でもプライベートでも何かを覚えるというのは

「楽しい」か「目の前の課題を解決する」の2つしか無いと思っている。

 

最高に幸せなのは「楽しい」から覚えて

そしてそれが良い結果をもたらす流れだ。

 

しかし残念ながら僕が楽しくて覚えた物事達は、人生を彩るという意味では有意義ではあったが、決して良い結果を残した記憶がない。

 

人生はそんな簡単じゃないんだよ、という使い古された呪われし言葉を吐き出したくはないが、「楽しい」を自らの武器にまで昇華出来る人こそが天才だとは思う。

 

僕は大抵は目の前の問題を解決するために何かを覚えている。

それは逆説的に言えば目の前に問題がなければ何も覚えなくてもいいという事だろうか。

 

やらなくてもいい事はやらなくてもいい。

だって今が良ければそれでハッピー。

 

マイナスだけを考えるそんな人生終わってないか?と

自身に問いかければ返ってくるのは無情なる残響。

 

会社の同僚とお互いやりかけのまま放置されたiOSアプリの開発という

さもがんばっている風のプランの詰めの甘さを露呈した週末の夕方。

 

もう今日はタイ料理食べに行くからいいや。

町内会から謎の署名を求められたのでとりあえずスルーしている話

大人になって、結婚して、新しい環境になるともちろんご近所さんとの付き合いっていうのは切っても切れない物なわけであって。

 

そんな中で先日、町内会から署名を求められたんですが、どうにもよく分からない事案があったのでちょっとまとめてみた。(特にもめてはいない)

 

前段から書いていくと、今住んでいるマンションはおよそ6年前くらいに新築で建てたんだけど、入居のタイミングから町内会費という物を月々に300円くらい払っている。

 

引き落としの中にその町内会費という物が含まれていて

まあ、自治会が昔からある場所というのもあるし、自分が住んでいるエリアではお祭りとか町内会のイベントもあったりして、いずれ自分も参加する事になるだろうなという事で特に気にせず払っていたわけ。

 

年間で4000円弱。

チリツモだなと思いつつも、なんかそれについて言及するのも面倒なので今も払っているんだけど。

 

で、そこから数年。

先日、属している町内会からマンション住民に対して署名を求める手紙が来ました。

 

内容としては

  • 今度町内会で共有スペースとして利用する建物を建てる
  • 特にそれに関してお金を要求するわけではない
  • しかし建物を建てるにあたって法人化をしないといけない
  • そして法人化するにあたって一定数の署名が必要である
  • 期限内に署名をしてそれを提出して欲しい

正直な所、そんな建物、こちらとしては必要性を感じないし

やるなら勝手にやれば?というかなり他人事なスタンスでスルーしていたんだけど

しばらくしてから再度署名に関する手紙が届いた。

 

なんじゃなんじゃと思いながら手紙の内容をまとめると

  • あれから署名が一定数集まっていない
  • 法人化が進んでいないので今は個人名義で話を進めている
  • 再度期間を設定するのでそれまでに署名を提出してほしい

との事。

なんというか大人なのに随分と話の進め方が強引というかへたくそだなという印象。

 

あれから署名が一定数集まっていない

 

まずこれに関してはまあそうだろうなと。

まず署名を求めているウチのマンションの住人の何割がこの町内会の活動に参加しているのか。

正直、かなり割合としては低いと思う。

理由としては、町内会のイベント等についてはマンションの掲示板の隅っこに貼っている程度という事。

町内会が何をやっているかを把握している人間が恐らく少ないため、町内会に対しての感心がないので、署名を提出する理由が無いんじゃないだろうか。

 

そしてもう一つの理由としては

毎月、徴収している町内会費の使われ方が明確でないという事。

数百円という小額ではあるにせよ、その使われ方を明示された記憶がないのだ。

毎月提示しろとまでは言わないが、定期的に徴収したお金が何に使われているのか分からない中で、お金はかからないから署名をくれと言われたって、誰が署名するんだろうね。

町内会は一定戸数からの定期的な収入を得ているわけなので、そこをしっかりと報告する義務があると思う。

これは金の話ではない。信用の話だ。

誰が運用してるのかすら分からない。

そんなマンション住民との信頼関係がない中で、いきなり建物を建てるにあたり法人化する必要があるので署名してくださいって

いい年をした大人がどういうテンションで言ってんだろう?という印象しかない。

というか僕はちょっとその神経を疑う。

 

法人化が進んでいないので今は個人名義で話を進めている

 

それこそ知った話ではないのだ。

個人名義で話が進んでいるんならじゃあそのまま続ければいいじゃんと思ってしまうのだ。

必要な事を明記せずに自分のしんどい状態だけを書かれたって顔も分からないような人になんで個人情報を渡さなければならないんだろう。

ちょっと人生舐めくさってる?

 

再度期間を設定するのでそれまでに署名を提出してほしい

 

そしてここに来て、むしろお願いというか結構な上からの発言とも取れるようなお願いの仕方。

 

http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/r/r-taro/20141005/20141005190651.jpg

 

 むしろここまで来るとそのヤバさも相まって一度お話してみたいレベル。

 

我が家では総スルー確定事項。

 

友達ではないわけで、さらに言えばここまで信頼関係ゼロの状態。

そもそも建物を建てる事だって特に知らされていない。

ここまで揃っているのに一体どういうテンションで手紙を各ご家庭のポストに投函したんだろう。

 

もしかしたら将来的に児童館みたいな感じで自分の子供が使うかもしれない

それなのにあなたはこの町内に住んでいるのに一切手伝わないの?

みたいな事を言われるかもしれない。

 

でも、よーく考えてみて欲しい。

小額と言えど、お金をやりとりしている(というか一方的に徴収してる)

その使途も明かさない相手のお願いに仮に自分の子供が将来利用するかもしれないからと言って、はいOKですなんて言えない。

さらに言えば、自分の子供がそんな当たり前の事も出来ていない人間が進めた建物の中で遊ぶという事を想像するだけでむしろ怖いんですが。

 

仕事から帰ってきて、そんなよく分からない手紙を読んだ時の疲労度たるや。

 

正直な所、惰性で払っていた町内会費についても

今回の件で見直して色々と調べていきたいと思います。

 

もちろん相手方は法に触れているわけでもないし

むしろ今まで放置していた自分にも責任もあるわけだけど

なんというか「は?マジか?」っていうのが今回の感想。

 

誰かにお願いをするっていうのは

それなりの責任が生じるわけだし、その責任を全うしていないヤバさとかもう疲れるよ・・・

 

なので一度町内会長と飲んでみたいなーと思っている所です。

 

 

 

 

 

 

 

2015年の個人的に良かった物まとめ

2015年で買ったり行ったり、よかった物もそうでない物もまとめる。

とりあえず漫画は置く場所がなくなってきたので買わなくなってきた気がする。

 

 書籍編

コンセプトのつくりかた

コンセプトのつくりかた

 

任天堂Wiiの企画開発メンバーのコンセプトの定義と作り方について書いている本。

コンセプトがどれほど大事か、またコンセプトを言語化する事によってどれだけプロダクトに対して効果を発揮するかという事が分かる。

Wiiはマシンスペックで言えば、当時他のハードと比べて優れている点は多くはなかったが、それでもユーザーに受け入れられたのには根底にブレないコンセプトがあったからだろう。

読み物としても面白い本。

kindleで買ってしまったけど、これはパラパラとめくれるように紙媒体で買うべきだったと後悔した。

 

セミナー経由で興味を持って読み始めた本。

頭の中をうまく整理して形にしたいなーというのがきっかけで大変役に立っている。

ここらへんを活用するにはもう少しインプットが欲しいなという事で社内で詳しそうな人に手当たり次第アタックしてみた結果、年明けの集まりに参加させてもらう事に。

仕事で活用出来る故、純粋に楽しいと感じた一冊。

 

絶対に挫折しない iPhoneアプリ開発「超」入門【Swift & iOS8.1以降 完全対応】

絶対に挫折しない iPhoneアプリ開発「超」入門【Swift & iOS8.1以降 完全対応】

 

 手を動かしてみたいな、というのともう少しここらへんの情報を頭に入れておきたいなという事で試しに買ってみた。

内容はというと超わかり易い!という感じで実際に環境整えて、Xcodeで自分でも書いてみて、理解出来てくるといった感じ。

一つ問題をあげるとすれば、さあやるぞと超簡単な物を作り始めたというのに、その瞬間忙しくなってしまって、未だに何もアウトプットが無いという自分の不甲斐なさである。

来年引き続きやるよ。

 

ダンジョン飯の2巻。

この人の漫画、大抵はずれないんだけど、今回も面白かった。

リリースターム長いと思うのでいつ終わるのかはわからないけど10巻くらいまで続くといいなと個人的には思ってる。

 

音楽編

jinmiraisai.com

 

BRAHMAN結成20周年という事で初日に行ってきた。

マジで素晴らしいライブだった。今年一番感動した。

まずおじさん的には初日のメンツが素晴らしすぎた。

ハスキン、スキャフル、ココバット、ハイスタ、とまさに直撃。

さらにシークレットでSUPER STUPIDまで。

スキャフルのモッシュで体力を奪われ、ハイスタで止めを刺され

最後のBRAHMANの時は割とおとなしめに見てた気がするけど、ノンストップのBRAHMANはさすが圧巻。

 

natalie.mu

シャクレメガネロックスターのライブ。

何がよかったかと言えばドーパン時代の無限大ダンスタイムの再現。

ソロの曲も混ぜつつの無限大ダンスタイム、何故よかったかのかと言えば、ドーパンのラストライブが当時携わっていたサービスのリリースとかぶって行けなかった闇がこのライブによって数年ぶりに補完されたという極めて個人的な感想から。

楽曲は同じでもメンバーが違うのでノリが全然違うのも面白い。

カディオとシゲさんのリズム隊での無限大ダンスタイムまた見たい。

 


思い出野郎Aチーム"週末はソウルバンド"(Official Music Video)

 

ゆるくハッピーな気分にさせてくれる音。

来年は是非ライブに行ってみたい。思い出野郎Aチーム。

絶対これライブ楽しいパターン。

あとこの曲でグッと来たフレーズ。

「続けてもいいけど嘘は歌わないで」

 

その他編 

とうとう久しぶりにハード買ってしまった。

据置機を普通に自分で買ったのなんてPS1ぶりだ。

年末年始リビングのテレビとソファを占拠してゲームやってる。幸せすぎる。

逆にモバイルのゲームを全然やらなくなってきた。

3DSのモンハンも完全に色あせてしまった私。

 

違う。決してこの椅子ではないが、家の自分の部屋の椅子を変えた。

椅子はやっぱり大事。そんな高い椅子じゃないけど、やっぱり全然違う。

何が大事かって家でのやる気が変わってくる。

デスクに向かってキーボードを叩いている時に意識が他の場所にいかない。

気づいたらamazonでポチったりする事が減った。

それ故、今年はあまり無駄な買い物をしていない気がする。

 

だけど外ではよくわからない誘惑はあるわけでMADOGATARI展行ってきたついでにこれだけ購入した。

3セットあったけどコンプは我慢してこれだけ買った。

つうかMADOGATARIの会場のオペレーションがグダグダすぎてまどマギのコンセプトムービーが霞むレベル。

とりあえずおじさんは年明けに傷物語は見に行くよ。

 

www.timeout.jp

魔法の町、立石に昼からベロベロになりに行ってきた。

本当にこの町は素晴らしい。

うまい、安い、酔える、しかし以外にもお店での飲み方はとても大人の人たちが多い。

寿司を軽くつまんでモツ焼きをボールでやって、おでんでしめる。

ここで訪れた江戸っ子というお店の下町ハイボールでやられたんだけど

実は家の近所に本店があってそこのハイボールの方がやばいという事は後で知った。

 

まとめ

2015も割と平和な感じ。

大きな買い物はありませんでした。

 

漫画を買う量は減らしたけど、結局それ以外の本は減っていないので

そろそろ置き場を本気で考えないといけない。

 

あとPS4導入によって我が家のテレビ使用権について、対立が発生してもおかしくないだろうという予測から、地球防衛軍を購入して嫁を懐柔するも、今度は嫁の方のPS4の稼働率が上がりすぎて、ついにこちらがペースに巻き込まれる事態。

TPSもFPSも長時間やるほど、ゲーム基礎体力が戻っておりません故、勘や体力をはやく取り戻したい次第。

 

去年の末に今年はPCモニターを大きい物を買うって言ってたけど、正直そこまでの必要性を感じなかったため、今年は保留。

来年本当に必要性を感じたら再度検討。

 

楽器や機材類は今年はほぼノータッチ。

アンプが欲しいなーと思うけど、デジタルで今の環境にスムーズに連携出来るような物が一台あればいいかなーという感じ。

ギターは結局面倒臭いのでアコギあったらいいやくらいのところに落ち着いた。

 

2016年はリアルに自室にテレビとテレビ台。

あとゲーム出来る環境を揃えるかもしれない。どうしよう。

大人の力で環境整備をし始めたら、キリがなくなりそうで怖い。

 

 

2015年のお仕事振り返り

年末限定エントリー。

いつもこの時期になると何かしらを振り返ったりしてるけど

使い古された言い回しをすると「一年が早い」

 

365日は人間に平等に与えられた時間だというのに、時間の感じ方は平等ではない。無情。

心の中のキャンドルにフーッと風が吹いたら消えてしまうと思う。

 


Mr.Children「365日」Mr.Children TOUR POPSAURUS 2012

 

 

夏休みが終わると年末まであっという間なのなんでだろうって思うけど

よくよく考えると毎年夏休みを10月とかにとっているからだろうな、と。

当たり前だろうな、と。

 

 

そして仕事関連のブログをアメブロに書かないのは

ライトなテーマはアメブロにしてるだけって事なので特に深い意味はない。

 

アメブロはごはんの事ばっかり書いてるよ!

ameblo.jp

 

さて2015年も中々激動だった。

激動って言うと仕事での環境の変化が短い間隔であったという事と

心の動き的にも色んな変化があったなーという事。

 

トピックスとしてはこんな感じ。

 

  • 異動多かった
  • 心折れかけた
  • 初めての環境
  • 職域について考える機会

 

異動多かった

今年は一年で二回異動した。

これが多いかどうかは人それぞれだと思うけど、多分間隔が短かったからなんかすごい異動してる感があったのと、一旦子会社に出向してたって事もあるからだと思う。

極めて個人的な体感として、異動多かった!と言っておく。

(別に不満とか一切無いです)

 

春くらいに事業的な判断で去年の夏からいた部署から、全く新しい環境へ。

個人的には結構ビックリした異動先だったのでワクワク半分ソワソワ半分。

新規事業の子会社へ出向という形で異動。

 

その後は、また本社へ戻るのだけど

今度は歴史の長いサービスをやってる部署へ。

これもまた、予想外という感じだったのだけど、今までずっと歴史の短めのプロジェクトが多かったので逆に新鮮でもあった。

 

そこで4ヶ月ほど色々とやらせてもらった後に

今度は異動じゃないけどセクションがちょっと変わった。

 

異動が多いとその分、頭を切り替えないといけないので

そこのスイッチの切り替え方みたいなのはここ数年で一番早かった気がする。

 

心折れかけた

正直、二度目の異動の際に心折れかけました。

今思えば大した事ではなかったのだけど

異動が決まった時は、自分の力及ばず、なんでもっとうまくできなかったんだろう、とか

何も形残せてないんじゃないか、とか

ここにいる意味ないんじゃないか、とか

なんか非常に心の隅っこに影を落としたような感覚。

色々な方にフォローしていただいたが入社以来、初めてくらいに落ちた。闇墜ち寸前。

 

多分、うまくやろうとしすぎたというか

新しい環境で新しい仕事という事に気負いすぎてたのかなーと思う。

 

2週間ほど闇墜ちを満喫した結果

特に何かキッカケがあったわけでもなく気づいたら元の世界に戻ってこれた。

今回限りは時間が解決してくれたんだと思う。

時間、マジ神。

 

初めての環境

闇墜ちも飽きたので、気持ち新たに次のプロジェクトへ。

ここで入社以来、初めての規模の部署。

 

とにかく人が多い!っていうのが最初の印象。

幸いにも何年か在籍していると自然と知り合いも増えて

異動先にもちらほらと知っている人がいたので、全く分からない環境ではなかった。

しかし、サービスの仕様とか、多岐にわたるドメイン

運用ルール、ロール毎の席、様々な役割、決裁権はどこだ!とかうんぬんかんぬん。

 

プロジェクトも変わればルールも変わる。

当たり前の事だけど、プロジェクトは生き物。

これまでの経験は役立っても、これまでのやり方が通用するとも限らない。

 

この頃になると肩に入った変な力は抜けてたので

フラットにやろうという頭になってた。

 

実際、横断的な仕事が多かったのと

いろんな人と関われたりしてるので、そういうのも良かったのかなと思ってる。

 

ブラウザからアプリまで色々とやれたし

今まで自分でなかなか出来なかったクリエイティブの効果測定とか

そこらへん結構張り付いてやれたのも楽しかった。

 

人数が多いが故に思うように進めにくいみたいな事は往々にしてありえるけど

大抵の事はコミュニケーションで解決する、とは今でも思っている。

 

職域について考える機会

正直、自分の職域を意識したら負けかな、とか思ってる。

あと書面上での自分の職種。

 

もはや僕が何者なのかという問いはするだけ無駄。

今まで食ったパンの枚数なんて覚えてないだろ。

そう、無駄。

 

で、僕が今何をやっているかというと

ディレクションが業務の中心になるわけで。

9月くらいに開催されたディレクター合宿に呼ばれた。

 

ゲームから広告、メディアまで

ディレクションを行う人間が集まったわけだけど

改めてディレクターという職域について考える良い機会になった。

 

「なんでも屋」「仕切り屋」「雑用」「サポート」「コーチング」

 

プロジェクトによって役割がここまで変わる職種も無いだろうとは思うけど

結局、なんでこんなによく分からない形容をされがちなのかと言うと

最終的にディレクターは「プロダクトに責任を持つ人」なのであって

そのためにはプロジェクトの状況に合わせていろんな事をやっていくからだなと。

 

だからアウトプットがわかりにくくなるというか

粒度が大きすぎるというか

プロセスでは色んな事をやっているんだけど

それ自体が評価にはなりにくいというか

 

ディレクター合宿ではここらへんの再定義が中心と

ここからさらに質を高めていくための取り組みとして

ディレクター組合が発足された。

 

労働組合のような、なんとも言えない言葉の響き。

でも組合くらい固いネーミングの方がディレクターには向いてるのかもしれない。

勝手なイメージだけど多分、ディレクターってキラキラしてないからね。

 

ディレクター組合は目下、水面下で活動中。

僕も一員として参加させてもらっているけど

年明けになんらかの形でアナウンスをすると思う。(今の所は社内限定)

 

こういう職種についての取り組み自体が

僕としては初なので、割と楽しくやれてると思う。

というより、よりメジャーな所で話を出来るっていうのはとてもありがたい。

心が救われますね。

 

まとめ

なので2015は色々とあったと思うけど

フルボッコにされて、立ち上がって、さらに色んな事を考える機会が多くなった

そんな1年だったと思う。

 

年末に改めて振り返ると、結構どの出来事も今に繋がっているので

悪い事ばかりじゃなかったかなという感じ。

あとこういう出来事を経て、なんかフラットに考えられるようになったというか

変なこだわりみたいな物もなくなった気がする。

今さら大人の階段登った感。

 

来年は、最近ちょっと足りていないなと感じるのでインプットとアウトプットを定期的に行っていこうと思う。

 

 

UX関連のイベントとか頭の中ちょっと整理できた風

勉強会やセミナーに行くと

純粋なインプット以外にも自分のもやもやと考えていた事が整理されて

頭がすっきりするので時間なんかは大した問題ではないなと思う。

 

何事も他者を介して自分を知る、人は一人では限界がありますね

他人は自分の鏡(違

 

 

今日はUX関連のセミナーへ。

知ってる顔がぼちぼち

peatix.com

 

自分とこの会社のセミナールームだったので帰りがてらに寄れる便利さ。

というか渋谷界隈でやってるセミナーとか勉強会は基本的に参加しやすい。

基本、渋谷嫌いだけどこういうところだけは好き。

あとライブハウスが会社の近くに密集してるのも好き

 

今日のセミナーの要所でのキーワード

定性調査をやると課題と理由が出てくる

定量調査をやると課題の大きさ等が見えてくる

定量でどこに課題があるのかを探し

定性で何故その課題があるのかを探す

 

どちらも大事だけど定性調査が割と自分の業務だと軽視されがちだなぁと思った。

本来は役割が違うので比較する事自体違うんだけどどうも定量に比べてノウハウ的な物とか、心理的なハードルが高いのだろうか。

得意な人を巻き込んでやっていけるとなお良いな。

 

UXデザイナーはファシリテーターになろう

チームで議論が空中線になっている時、建設的な議論にする

 メンバーに対してもUX視点で考える

ユーザーだけでなく、チームメンバーのニーズも考える

 

 UXデザイナーだけがやればいいわけではないけど

僕はチームとしての場を作る事もデザインの一環だと考えているので

なんかちょっと嬉しい気持ちになった。

アウトプット見えにくいけど、お互いのポテンシャルを引き出すにあたってコミュニケーションをいかに活発にするかというのもデザイン的なお仕事だと思います。

 

 

仮説検証サイクルの把握

 

ユーザーの課題整理とビジネス目標確認

改善案の検討

起こりうる変化について仮説立案

変化を検証する指標を定める

結果(定量データ)

 

 

当たり前なんだけど、当たり前が出来ていない事が往々にしてあるので自戒の意も込めて。

モジュール一つを取ってもユーザーの課題をどう解決するのか、事業的な目標との乖離はあるのか、何を持ってその変更は成功と言えるのか。

現状、プロダクトコンセプトを詰めている最中なので、「一体、なぜ、それをやるのか?」

whyの部分は非常に大切だけど、細部に渡ってもこれをしっかりと行っていく事は大事。

 

適切な指標を定められるように、適切な仮説を立てる。

改善案を実施する事で変化しそうなユーザーの体験を考える。

 

コンセプトダイアグラムの三大要素

・ユーザーの行動や気持ちを■と➡を使って図解

・ユーザー群とそれらを計測するルールを定義する

・改善施策は「ユーザーの態度変容」を元に考える

 

ユーザーの行動や態度変容を可視化するためのコンセプトダイアグラム。

つまりユーザーの行動や気持ちの変化を図解した接続可能なアウトプット群。

カスタマージャーニーマップとは違うの?ここらへんは勉強不足。

あとで調べる。

 

どうすればユーザーの目的が満たされるのか。

事業目標に引っ張られすぎるとここが盲目的になりがち。

関連する人たちでしっかりとコミュニケーションを取らないといけない部分。

やり方はなんでもいいと思うけど、効果的であれば取り入れていくと良いと思う。

 

 

 

とかとか。

あとはUXデザインやり始めによくある話とか面白かった。

今まで組織的にやってこなかった事を始めようとした時に大きく動くと

大抵は見えない反発みたいなのが生まれがちだけど

小さく草の根的な進め方は大事、的な。

特に話をまとめる気もないのでなんかアレだけど。

 

 

なかなかに今の自分の仕事に重ねられる事とか

頭の中を整理出来たので今日はとても有意義なのであった。

 

ディレクターのアウトプットとは

定期的に話題になる非エンジニアのアウトプット問題。

僕なりの今の考え。

 

転職をする際に、僕はポートフォリオを持ち歩いていた。

ポートフォリオには自分が関わったサービスやサイト、アプリ全てを網羅していた。

場合によってはデザインだけやったとか

コーディングだけやったとか

ディレクションオンリーだとか

CSもやったぜ、みたいな事も書いていた。

 

僕がディレクターをやるようになった理由としては

色んな事に関わってみたかったからというのが一番の理由な気がするので

そういう背景もあって網羅してやろうという感じだったんだけど

実はこのポートフォリオの作り方こそがディレクターの評価軸のヒントになるんじゃないかと

先ほどビールを飲みながらふと思った。

 

プロデューサーとディレクターの違いとは?

なんて事は色んな所で話題に上がるが

僕が考えているのは

 

プロデューサーは売り上げに責任を持つ人

ディレクターは制作物に責任を持つ人

 

という事だ。

そしてここで言う制作物とはユーザーや上司の目に見えない物まで含める。

 

自分が直接手を動かしていないものも全て含めて

制作物に関わる全てに責任を持つという事だ。

 

なんなら割に合わないような気分にさえなってくるが

ディレクターとは本来そんなポジションなのだ。

 

テレビ業界なんかはアシスタントディレクターなんてポジションもあるくらいに

ディレクターへの道は遠かったりするが

web業界においてのディレクターの壁は低い。

 

ディレクターと名乗ればディレクターになれる。

 

10年前に比べれば、やる事が増えてきたので求められる能力も多岐に渡ってきているが

僕が新卒で入社した会社のディレクターは丸投げの天才だった。

 

テクニカルのテの字も無かった。

血気盛んな僕はテクニックもねえ奴がなんで俺に指示するんだ、と思っていた。

 

だけどその人はテクニカルなスキルは無かったにせよ

関わったプロジェクトは私の物だ!という意識が非常に強かった。

 

それは手柄は全て私の物!という意味ではなく

プロジェクトの遅延も成功も全て私の責任だ!という意味で。

 

制作サイドのミスのためにクライアントの所に飛んでいって謝ったりしても

決してこちらに文句を言う事はなかった。

 

その分、要求してくる物も半端無かったが。。。

 

要求は社長にまで広がり、プロダクトに対しての強い拘りの結果

社長のクライアントへの提案に対してクライアント先の机の下で社長の脛を蹴るにまで至った。

 

後にも先にも社長を蹴るディレクターなんぞ見た事がない。

最高にロックしてる。

 

今はその人が何をしているのかわからないけど

未だにあの強烈なディレクターの事を忘れられない。

もう一度一緒に仕事したいとは思わないけど

背中でディレクターとはこうだぜと語る男前な女性だった。

 

極端な話、ディレクターはそれほどに気合が必要でそして重要なポジションなのだ。

 

 

ディレクターのアウトプットはサービス全てと言っていいと思う。

そしてサービスを全てと言うからにはディレクターがカバーする領域はやはり広い。

そしてそのカバーをするために、テクニカルな事が要求される。

 

ディレクターと名刺に載せるのは簡単だけど

本当にディレクターと名乗れる人はどれほどいるだろうか。

  

 

僕はまだ社長の脛を蹴るにまで至っていない。

 

 

 

 

 

ぼくのかんがえたさいきょうのチーム

攻殻機動隊の荒巻大輔の名言で好きな言葉。

 

「我々の間には、チームプレーなどという都合のよい言い訳は存在せん。 有るとすればスタンドプレーから生じる、チームワークだけだ」

 

結構、この言葉は僕の考える最強のチーム像だったりする。

決してお互いに甘えず、個人がそれぞれの力を発揮していき

しかし結果として個人の力以上の成果をチームとして出していく。

 

個人が出来る事の限界はあるので

チームとして動いていく事は自分の想像以上の力を発揮する事も出来るし

何よりも自分以外の誰かと働く事で思いもよらぬフィードバックを得られたりする。

そして何よりもチームによって仕事の結果の良し悪しが決まると言っても言い過ぎではないと思う。

 

それ故、最強のチームとして仕事をしていけるという事は

自分の成長にも繋がっていけると僕は思っている。

 

とは言っても最強のチームは一朝一夕で出来るわけではない。

粘り強く、ちょっとしつこいくらいに意識していかないとなかなか難しい。

そのためには誰か一人ががんばればいいわけでもない。

関わる全ての人間が意識して初めて最強のチームに近づける。

 

最近、チームとして成果を出すという事を考える機会が多いので

自分の中の整理も含めてチーム作りで必要な要素5個を洗い出してみた

 

1.火をおこす事

誰しもがわざわざ悪いチームを作ろうとは思ってない。

みんな良いチームの方が好きなはず。

だけど、良いチームを作るにあたって自然とそれが形成されていくかというと、そうではない。

必ず何かのきっかけがあるはず。

そしてそのきっかけから最初に火を起こす役割の人間がいて初めてチームとしてのアウトラインが形成されていく。

ちょっとした一言で火が起こる場合もあれば、誰か粘り強く火を点けようとする場合もある。

だけど大切なのは一度点いた火を消さないようにすること。

 

2.共通言語

バラバラに動いているように見えても、まとまっているチームはチーム内での共通言語を持っている。

それは、コンセプトであったり、ゴールであったりと色んな表現があるけど

少なくとも「ここに集まっている人間は◯◯をやるためにいる」という

方向性をちゃんと共有している事が大切。

ずっと仕事をしていると、何のためにやっているのかわからなくなる時があるけど

そんな時、言語化されている共通の物があるとそれはチームを支える大きな柱になる。

属人的ではない、すがりつける何かがあるのとないのとでは大分違う気がする。

 

3.コミュニケーション

何も必要以上に仲良くする事もないかもしれないけどコミュニケーションはとても大切。

というか大抵の仕事の問題はコミュニケーションで解決出来ると思う(経験則)

面倒くさくなって簡単に済ませたり、雑なコミュニケーションばかりになると

仕事の生産性が落ちるだけでなく、精神衛生上にもよくない。

 コミュニケーションとは普段の何気ない会話から、情報の共有まで多岐に渡る。

コミュニケーションの活性化はチームの透明性を保ち、情報格差を無くす。

もしかしたらそのやり取りはチャットじゃなくてもいいかもよ。

 

4.振り返る事

チームとして定期的に振り返る事。

やり方はなんでもいいと思う。KPTだって手段の一つだし。

目的は定期的な振り返りをする事によって、色んな視点からのフィードバックを得てチームとしての動きを改善し続ける事。

昨日出来なかった事を明日出来るようにするための思考のきっかけとして定期的な振り返りは大事だと思う。

声の大きい人の声だけが正解とは限らない。関わる人の数だけ視点は増える。

改善のヒントは色んな所に転がっている。

 

5.障害を排除する事

4の振り返りにも関わってくるが、仕事をする上で立ちふさがる障害はたくさんある。

会議が長い、決裁権が不明、優先度が分からない、やらなくてもいい仕事をなんとなく続けている、その他諸々。

本当に必要な事だけをやれる環境で仕事を進められた時、その効率と生産性の高さにビックリする事がある。

目的を達成するためには、集中する事が必要なので、逆に言えばそれを邪魔する物は常に排除していった方が良い。

アップデートを忘れないように。

 

 

細かい所を言い出すとキリがないけど、大きく僕が大切にしている事5つです。

別に僕がこれを常に完璧に出来ているかと言えば、決してそんな事はないけど

チームとしてどうしていくかという思考を停止させない事が大事なんだと思う。

 

これを実現するためには

既存のフレームワークを利用する事で解決する事もあるし、独自の方法でもいいし

状況と環境によって使い分ける事でより、成功率は変わっていくと思う。

 

何にせよ、根気が必要な事なので時間がかかってでも諦めずにトライしてみるべし。