陀羅尼助という魔法の薬
シーズン的にはそろそろ忘年会も始まるであろう、年末は胃や肝臓への負担は避けられないが、しかしどうやって生き延びてなおかつ美味しいお酒を飲むかという至上の命題に頭を悩ませる大人諸君、健康診断の数値に一喜一憂して、暗いか明るいかの未来のためか、家族のためか、日本の未来はどうなるものか、いずれにせよ体は快適に過ごしたいものだと思う。
ちょうど土曜日に、前の会社の先輩方と飲み歩く約束をしていたので、嫁が会社の同僚からもらってきたという「陀羅尼助丸」という生薬を、飲み歩く前に試してみた。
陀羅尼助とは?
ダラスケドットコムでは以下のように定義している。
だらにすけ (陀羅尼助 )は、千三百年の歴史を持つ胃腸のお薬です。
大峰山 の開祖「役行者」がその製法を教え伝えたと言われ、古来より副作用の
心配のない自然の生薬として親しまれ、全国で愛用されてきました。
結構な歴史のある自然の生薬ということで、とてもナチュラルなお薬のようだ。効能としては所謂胃薬的な使い方や二日酔いの防止にも効くらしい。今回は完全に二日酔い防止という事でゆずってもらった分を飲んでみた。
ちなみに形状はとても小さな黒い粒で、若干苦そうな匂いをしているが、正露丸に比べれば問題のないレベルである。ウコンとかもそうだけど飲酒前ドーピングは効くものにあたるとフィジカルでもメンタルでもとにかく本当に強くなれる。半分プラシーボ効果入っている気もするが、やはり飲酒量が増える時は「効く」という情報とその雰囲気などでそれがプラシーボ(偽薬)だろうがそんな事は関係ない。ちなみに今回この陀羅尼助は結論から言うとすごい効果的であったという事を先に述べておく。
当日のセットリスト
立ち飲み(串焼き)
- バイス
- チューハイ×2
立ち飲み(魚)
- チューハイ×2
もつ焼き
- バイス
- とうもろこしヒゲ茶ハイ×2
中華
- チューハイ×2
4件ハシゴして10杯程度なので飲み過ぎたというレベルではないが後半は何を飲んでるのかとか、何を話したかの記憶は曖昧である。帰りにコンビニでチーズ大福を買っていたようだ。クソまずかった。
ちなみに下町のチューハイ達は基本的にアルコールの割合がデフォで高いので今回陀羅尼助を試すにはうってつけのサンプルだと思っている。そこそこに食べてもいるので二日酔いと胃薬との両方のアプローチとなるわけで、なんというか胃とか肝臓を酷使した自覚はあります。ごめんやで。
結論
その効能は翌日起きた時に。
まったくもって二日酔い&胃もたれありません
若干のけだるさはあるにせよ、それはもはや陀羅尼助の責任の範疇ではないため問題ない。この二日酔いの無さはこれまでのヘパリーゼやウコンの比ではなかった。すげえ陀羅尼助。すげえよ陀羅尼助。
その形状や成分などの情報から来る思い込みなどではないと断言しておく。陀羅尼助は間違いなく年末年始を乗り越えるためのアドオンであり、それはつまるところ人類の知恵であり、歴史の重みを感じさせてくれるオーラを感じる。陀羅尼助があればいくらお酒を飲んでも大丈夫。
酒の席の失態だけは無かった事にしてくれないのが残念ではあるが。
彼女に撲殺はされたくない
撲殺という言葉が僕たちの世界には当たり前のように存在して、そしてそれらはもしかたらすぐ隣で息を潜めているのかもしれないよ。
事件に性別は関係ないはずだし、こういうパターンもあるはずなんだけど、やっぱり平均的に見ても男女での体力差ってあるだろうから、なんというか恐ろしい。
さらに言うと、帰ってきたら部屋の鍵がかかってて腹が立った上での撲殺って、なんというかこう暴力の理不尽さみたいな所もあって、むしろ男の方は殴られて生命を奪われるその瞬間に一体どんな事を考えたんだろうというのと、彼女は命を削り取るその両手の感触で正気には戻れなかったのだろうか。
撲殺は僕は嫌です。
攻撃対象としての妊婦
たまにニュースとか記事とかで見かけるマタニティマーク問題。
所謂、妊婦に対しての思いやりを意図したはずのマークがいつの頃からか、「こいつは妊婦だぞ!」と知らせ、結果として攻撃対象として認識されてしまうというアレ。
これ実際にそういう攻撃をしている人を見かけた事がないから、実感としてないんだけど、やっぱり世の中狂った人間はいるよなあと思う。
小学生の頃、自転車に乗って追い越したおっさんに自転車を蹴られて転びそうになった事があったんだけど、自分よりも弱かったり、不利な立場にいる人間に対して一方的に危害を加えるって普通に考えたらもうキチガイレベルの行動だよ。
怪我したり、最悪の場合死ぬ事もあるわけで、いざそうなった時のリスクまでちゃんと考えられているのか、いやいない(反語)
マタニティマークに限った話をするとこれなんか、母体に加えてお腹の中の赤ちゃんもいるわけで、非常に弱い立場にいる人間に対して、言動にせよ、行動にせよ危害を加えるのってなんなんだろう。
さらに言えば、そのお腹の子は将来おまえを支えてくれる人間の一人になるわけだ。子供っていうのはもうそれだけで偉い。はずなんだが。
こういうのってもっと優しくなろうよなんて言葉ではきっと何も片付かないんだろうな。メリット・デメリットをもっとアホにもわかりやすく説明した方がよいのかな。もしも自分が被害者の側に回ったら冷静でいられるだろうか。そして自分が知らないうちに加害者になる可能性だってゼロではないかもしれない。
世の中の許容範囲が狭くなってきている気がして息苦しい。
あいさつ禁止に見るコミュニティ崩壊のアレ
日本すげーなと思ったので。
※どうやらギャグではない様子
賛否両論あるんだろうな。それもかなり「ぴ」が多そうな香ばし案件。
これに対して、言葉に出来ない恐怖感や不安を感じる自分の心が正しいというのを信じてやまないのだけど。
住民総会で、小学生の親御さんから提案がありました。『知らない人にあいさつされたら逃げるように教えているので、マンション内ではあいさつをしないように決めてください』
この提案をした人っていうのは多分これまでの自分のコミュニティの中でものすごく他者との関わりあいが極端に少なかったのかなと思う。
それかもしくは以前に何かこの考えに至る「何か」があったのか。
僕としては、すごくシンプルにあいさつを禁止にする事で
- マンション内のあいさつがなくなる
- 新規の住人同士のコミュニケーションが減る
- ある一定の時からマンション内での新しい繋がりが生まれなくなる
- 何かあった時に助けてくれる人がいなくなる可能性がある
- 仮に犯罪の予防として機能するかもしれないが、犯罪があった時の対応策の選択肢が減る
っていう事が起きるのかなあとか考えてしまう。
もちろん推測でしかないし、あいさつ禁止によるメリットもあるだろう。
ただ、個人的には自分の子供にはあいさつしてきたら逃げろと教えたくはないし、少なくともそれをマンションというコミュニティに強制するような事はしない。
そういう事を言ってるのが自分の親だと思うとなんとも言えない気持ちになりそうだ。
ただこのニュースのやばいところは、こういう主張以上に
ほかの住民たちも、「あいさつが返ってこないので気分が悪かった。お互いにやめましょう」と賛同し、
っていうこの大人の許容力の無さ。愕然とする。
これがなかったらいわゆるモンスターペアレンツ的な、最近の親は〜的な話で終わるんだけど、もうこの対応というか、このマンションのコミュニケーション不全っぷりが露わになる一文ですわ。
ぶっちゃけると、もしも理不尽だとしても、それを消化して違う形としてアウトプットにするのが大人の義務だと僕は思う。(建設的な意見のやりとり)
そのまんま打ち返してめでたしめでたしにしちゃう大人ばっかりのこのマンションなかなかに終末感が漂っていて、ニュースで見る限りでは非常に面白い話でした。
ちなみに僕のマンションではあいさつをしてもあいさつを返してくれないおじさんおばさんが多いんだけどこれをどう消化するのがベストなのか答えはまだ見つかっていない。
成長曲線とキャリアを考える
環境やこなしてきた仕事から考える成長曲線というのを読んで面白かったので
ちょっと自分に当てはめて考えてみた。
まさに僕の20代の頃の働き方は、とにかくスピード&スピードに次ぐ納品祭から始まり、デザイナー兼サービス運営の頃なんかも結局担当サイト以外のデザインタスクや紙媒体のデザイン、はたまたライターまがいのこともやっていて、一つのことを掘り下げるよりかはとにかく浅く広く、軽さみたいな所が信条だった。
20代の働き方っていうのは今思うと、本当にその後の仕事の基盤になる所が多いので、不思議とこういう仕事をしているとこういう環境に巡り合うことになる。
縁というかなんというか不思議なものでそういう力が働くという事はあると思う。
結果として現在はディレクターを本業にしているので、昔の仕事の流れから今やっている仕事につながるというのは自分でも納得出来る。
前職で一緒だったデザイナーは真逆のタイプだった。
堀下げていくタイプのデザイナーだったので納品数で言えば、多くはないけれど、クオリティで言うと高かったように思う。
僕はとにかく、スピードと数字を反映させたいタイプだったので正直一定水準のクオリティが担保できれば、あとはOKという感じ。
結局、二人ともその会社は辞めて、別の会社に行ったのだけど、このスタンスから僕らは次の会社で自分の仕事の方向性が明確になった気がする。
僕はとにかくいろんな事に首を突っ込みたくて、さらに言うと仕組み作りやチームビルドという所に興味が出てきた。
彼はビジュアルデザインやインターフェースまでとにかくデザインに注力していたように思う。
前述の成長曲線という視点で言えば、僕は恐らくデザイナーとしての成長曲線はゆるやかに下っていったのだろう。
これは本当に、納期やスピードを意識しなくてはいけない一方で、しっかりと掘り下げて仕事をするという視点がいかに大事なことかと思う。
ただし、この成長曲線はあくまで過程であるという点も付け加えておくと
キャリアというのは偶然であれ、必然であれ、思いもよらない流れが生まれることもある。
結論として、僕は今でも「軽さ」という所を大事にしているし、
鈍化した成長曲線から発見した「チーム力」や「仕組み作り」という思考が仕事の上での大事な基盤になっている。
いずれにせよ自分のキャリアについてしっかりと向き合う人は、自分でその流れをコントロール出来るのだと思う。
やりたい事をやるためにどう動くのが良いのか、自分の正解をちゃんと持っている人は強い。
ハウスクリーニングのサービスってどうなの
先日、今の家に引っ越してから初めてハウスクリーニングを試してみた。
たまたま値引き期間!的な感じのチラシがポストに入っていて、普段なら絶対見向きもしないのだけど、何故かその時だけは引っかかって嫁と「やってみるかー」という流れになって、即電話して翌週に来てもらった次第である。
家の掃除に対して、お金を払うっていうのは結婚してからもなんとなく「まあ別にアリだけどそのうちねー」という温度感だったんだけど、結局、家買って6年も経つと、素人の掃除だけでは行き届かなくなってくる。
とにかく、匂いや汚れ。非常にしつこいこいつらを完全に除去する時間や労力を考えると、正直お金で解決するというのは正しいような気がしている。
なお、エアコンについてはフィルターの掃除やエアコンの掃除用スプレーなどを使って定期的に掃除をしていても、内部まで完全にクリーンにする事は難しく、暖房をつけた瞬間にホームレスのような匂いが暖かい風と共に部屋に充満するその様は、控えめに言っても拷問か、あるいはもはや死刑に等しい。
シーズン毎にこの苦行を強いられるようになったのはここ2年くらいだったような気もするが、とにかく自分で行うクリーニングの努力に反比例するかの如く、無慈悲な毒ガスを吐き出すそれはもはやエアーをコンディションするものでは無かった。合掌。
ちなみに今回は
エアコン×3台
浴室
の計4カ所やってもらった。
お値段にすると
エアコン9,000円×3
浴室13,000円
の合計43,200円(税込み)
これをアリとするかどうかは結局の所は仕上がり次第である。
エアコン三台分
結論から言うとエアコンめっちゃキレイになった!
というのと先述の毒ガス効果が無くなりました。もう本当にこれだけで最&高。
それに加えて、風量やスイングする可動部分の動きも良くなった。
やはり匂いの原因となっていた奥の方のクリーニングはすごい。多分自分では出来ない。バラしまくって中まで掃除×3台分とか、ムリです。
これに関しては、今回他社との値段の比較とかちゃんとやらなかったので市場的にはどうなん?みたいな事は言えないけど全然アリかなと思います。
割と丁寧にやってくれたので作業の進行や終わった後の納得感みたいな物もちゃんとあった。
浴室
結論、ここは微妙だった。
要因は色々とあるけれど、まずエアコン担当と浴室担当は別の人間だったのだけど、浴室担当の提案力の無さとコミュニケーション能力の低さから満足感は得られなかった。
今回の浴室の一番のポイントはエプロン下の清掃であった。
頻繁に掃除する部分ではないため、一番汚れが溜まっていたため、ここはもうプロに任せようという事で、依頼したのだが、掃除の終盤に浴室に呼ばれたのだけど、エプロン下の汚れが全く取れていない。
「え?なに今からやるの?」と思ったが話を聞くとどうやらそうではなく、掃除をしたのだが水が流れないからこのままでいいか?という事を言って来たのだ。
汚れはこすって取った。だけど水が流れないからこのままでいいか。という結構すごい事を提案してきた。もう一周回って逆にすごい。許可じゃなくて提案という体。
もちろんそのままにしたら匂いの原因、最、虫がわくため溜まった水は全部除去してくれと言ったが、担当のおばちゃんは「今ここに水を吸い出す機材がない」と言い始めたのでエアコンのおじさんに言って機材を持ってきてもらった。
※よくよく調べたらウチから歩いて5分のとこに事務所あった。
その間、浴室の仕様の確認でメーカーのカスタマーに連絡取りながら機材の到着を待つ。
※浴室の仕様としてエプロン下の排水機能については排水溝のサイズが極端に小さいため、水はけが悪く、溜まった水が抜けるのにも半日はかかってしまうらしい。正直謎&クソ仕様だと思うけどそれはまた別で。
でっかい注射器みたいなのでとりあえずエプロン下の排水を完了させてもらい、とりあえず浴室は完了した。
浴槽や棚や蛇口部分もキレイにしてもらったがエプロン下についての適当な仕事(をやろうとしたあたり)見てしまったのでなんともモヤモヤが残ってしまった。
ハウスクリーニングについて今回思ったのは、とにかく担当者との認識合わせ、報告の徹底がお値段の妥当性に繋がってくると思う。
本当に、ここらへんは担当者の相性みたいな所とか、掃除前の擦り合わせとかが大事になってくるけどここが抜けると終わった後になんかモヤモヤが取れない。
今回、直接担当する人間と事前の打ち合わせの人間が違ったのが結構痛かった。
最終確認すればいいわけだけど、最後に「いや違う」とかなるのも微妙だし。
あと、各担当のスキルの差みたいな所もやはりあるんだろうなと感じた。
浴室担当の方、若干不安な所もあり、ここは依頼したタイミングでは分からず、結局実施後にどうだったかという判断をするしかない。
結論
基本的には満足。定期的にハウスクリーニングを依頼するのはアリ。
ただし業者の選定はノリでやらない方が納得できる。
絶対的な値段ではなく、値段に対して結果が見合うかどうか、という相対的な判断をしましょうという教えでした。