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webディレクターの日々の記憶

今までやった事ない事に挑戦した6ヶ月の記憶

季節は夏から春へ。

 

2014年の7月にお話を頂いて

翌月にはすぐに社内での新しい環境に移って気づけば半年。

僕的には結構濃密な時間だったように思う。

 

しんどいと楽しい半々くらいで

ただ、確実に自分の力になってきているという実感はある。

 

半年間で僕が挑戦した二つの役割の振り返り。

 

■プロデューサーという役割

プロデューサーかくあるべき、みたいな物は正直な所あまり持ちたくないなと思っていた。

 

特に少人数編成のチームにおいては職種に関係なくやれる事は全部やるべきだと思っているし、それはこの半年を経ても変わっていない。

プロジェクトにおいて上下関係というものはあまり必要ないとは思うけれど

最終的に責任を持つという事においては確かにプロデューサーは上にいる人間だよなというのは改めて考えさせられたし

何よりもそうある事でチームを引っ張っていかないという意味では

上にいるという意識を持った。

 

ディレクターとプロデューサーって言ってもそんな変わらんでしょくらいに思ってたけど

タスク的な差というよりも結構考え方を変えないといけないなあと思った。

どちらかと言えばテクニカルな部分よりも考え方とか姿勢みたいな所を

変える必要があったし、何よりも泥臭いけれど「執念」みたいな物って本当に大事だなと。

 

本当に奥が深いなあ。

でも職種に振り回されずにある意味「素の自分」でやれてこれたのは

これは本当にメンバーのおかげだと思う。

 

今回の挑戦にあたって周りの人達には本当に感謝です。

 

 

■トレーナーという役割

トレーナーも初めての体験。

そもそもが僕自身がこれまで仕事をしてきた中でトレーナーなんていなかったし

基本的には知らない事は自分で調べて

現場で覚えて当然と言う割とマッチョな思考だったし

何よりも社内における企画職としての文化的な物には触れてこなかった。

良くも悪くも育成の文化とは遠い人だったように思う。

 

そんな中で始まったトレーナー。

どうしたものかね、というのが最初の感想だった。

 

僕の下に付く子は大丈夫だろうか

今までの自分のやり方をごり押ししてはダメなんじゃないか

トレーナーってそもそも何すりゃいいの

OJTしか知りませんけどワタクシ

 

で、色々と考えた結果

このままでいこう、という結論に至った。

 

今さら上辺だけを取り繕った所でどうせどこかでボロが出る。

何よりもそんな上辺だけの付き合いをしたって下は育たない。

僕が教えられる事はなんでも教えてあげよう。

お互い初めての事が多いなら一緒に成長していけばいいんじゃないかと。

 

幸いにも事業部内の他のトレーナー達と交流する機会を設けてくれたので

そういう意味では心理的な負担は大分軽減されたように思う。

本当にこういう文化はありがたいし、今まであまり興味を持ってこなくてすみませんと謝りたいレベルです。

 

僕のスタンスが良かったのか悪かったのかそれはすぐには分からないし

今回の経験をモデルケースにしろとも言えない。

ただ、この半年間が少しでもその子の成長の一端を担ってくれればそれはとても嬉しい。

 

あと数日でトレーナーを卒業する。

トレーナーという立場だったけど、教えられるという点においては

トレーナーもトレーニーも一緒だったような気がする。

 

僕にとっても学びと成長の期間になった事に感謝したい。

 

次はその子がトレーナーとなって、また次のトレーニーと切磋琢磨しながら

成長していって欲しいなあ。

 

 

刻一刻と状況は変化していき

昨日までの当たり前が当たり前じゃなくなるような環境で仕事をしているので

変化に対していちいち揺さぶられていられないけど

また色々と新しい仕事が出来るなぁと楽しめるのは幸せな事だと思う。

 

また来月もよろしくお願いします。