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webディレクターの日々の記憶

成長曲線とキャリアを考える

環境やこなしてきた仕事から考える成長曲線というのを読んで面白かったので

ちょっと自分に当てはめて考えてみた。

note.mu

 

まさに僕の20代の頃の働き方は、とにかくスピード&スピードに次ぐ納品祭から始まり、デザイナー兼サービス運営の頃なんかも結局担当サイト以外のデザインタスクや紙媒体のデザイン、はたまたライターまがいのこともやっていて、一つのことを掘り下げるよりかはとにかく浅く広く、軽さみたいな所が信条だった。

 

20代の働き方っていうのは今思うと、本当にその後の仕事の基盤になる所が多いので、不思議とこういう仕事をしているとこういう環境に巡り合うことになる。

縁というかなんというか不思議なものでそういう力が働くという事はあると思う。

 

結果として現在はディレクターを本業にしているので、昔の仕事の流れから今やっている仕事につながるというのは自分でも納得出来る。

 

前職で一緒だったデザイナーは真逆のタイプだった。

堀下げていくタイプのデザイナーだったので納品数で言えば、多くはないけれど、クオリティで言うと高かったように思う。

僕はとにかく、スピードと数字を反映させたいタイプだったので正直一定水準のクオリティが担保できれば、あとはOKという感じ。

 

結局、二人ともその会社は辞めて、別の会社に行ったのだけど、このスタンスから僕らは次の会社で自分の仕事の方向性が明確になった気がする。

 

僕はとにかくいろんな事に首を突っ込みたくて、さらに言うと仕組み作りやチームビルドという所に興味が出てきた。

彼はビジュアルデザインやインターフェースまでとにかくデザインに注力していたように思う。

 

前述の成長曲線という視点で言えば、僕は恐らくデザイナーとしての成長曲線はゆるやかに下っていったのだろう。

これは本当に、納期やスピードを意識しなくてはいけない一方で、しっかりと掘り下げて仕事をするという視点がいかに大事なことかと思う。

 

ただし、この成長曲線はあくまで過程であるという点も付け加えておくと

キャリアというのは偶然であれ、必然であれ、思いもよらない流れが生まれることもある。

結論として、僕は今でも「軽さ」という所を大事にしているし、

鈍化した成長曲線から発見した「チーム力」や「仕組み作り」という思考が仕事の上での大事な基盤になっている。

 

いずれにせよ自分のキャリアについてしっかりと向き合う人は、自分でその流れをコントロール出来るのだと思う。

やりたい事をやるためにどう動くのが良いのか、自分の正解をちゃんと持っている人は強い。