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webディレクターの日々の記憶

ぼくのかんがえたさいきょうのチーム

攻殻機動隊の荒巻大輔の名言で好きな言葉。

 

「我々の間には、チームプレーなどという都合のよい言い訳は存在せん。 有るとすればスタンドプレーから生じる、チームワークだけだ」

 

結構、この言葉は僕の考える最強のチーム像だったりする。

決してお互いに甘えず、個人がそれぞれの力を発揮していき

しかし結果として個人の力以上の成果をチームとして出していく。

 

個人が出来る事の限界はあるので

チームとして動いていく事は自分の想像以上の力を発揮する事も出来るし

何よりも自分以外の誰かと働く事で思いもよらぬフィードバックを得られたりする。

そして何よりもチームによって仕事の結果の良し悪しが決まると言っても言い過ぎではないと思う。

 

それ故、最強のチームとして仕事をしていけるという事は

自分の成長にも繋がっていけると僕は思っている。

 

とは言っても最強のチームは一朝一夕で出来るわけではない。

粘り強く、ちょっとしつこいくらいに意識していかないとなかなか難しい。

そのためには誰か一人ががんばればいいわけでもない。

関わる全ての人間が意識して初めて最強のチームに近づける。

 

最近、チームとして成果を出すという事を考える機会が多いので

自分の中の整理も含めてチーム作りで必要な要素5個を洗い出してみた

 

1.火をおこす事

誰しもがわざわざ悪いチームを作ろうとは思ってない。

みんな良いチームの方が好きなはず。

だけど、良いチームを作るにあたって自然とそれが形成されていくかというと、そうではない。

必ず何かのきっかけがあるはず。

そしてそのきっかけから最初に火を起こす役割の人間がいて初めてチームとしてのアウトラインが形成されていく。

ちょっとした一言で火が起こる場合もあれば、誰か粘り強く火を点けようとする場合もある。

だけど大切なのは一度点いた火を消さないようにすること。

 

2.共通言語

バラバラに動いているように見えても、まとまっているチームはチーム内での共通言語を持っている。

それは、コンセプトであったり、ゴールであったりと色んな表現があるけど

少なくとも「ここに集まっている人間は◯◯をやるためにいる」という

方向性をちゃんと共有している事が大切。

ずっと仕事をしていると、何のためにやっているのかわからなくなる時があるけど

そんな時、言語化されている共通の物があるとそれはチームを支える大きな柱になる。

属人的ではない、すがりつける何かがあるのとないのとでは大分違う気がする。

 

3.コミュニケーション

何も必要以上に仲良くする事もないかもしれないけどコミュニケーションはとても大切。

というか大抵の仕事の問題はコミュニケーションで解決出来ると思う(経験則)

面倒くさくなって簡単に済ませたり、雑なコミュニケーションばかりになると

仕事の生産性が落ちるだけでなく、精神衛生上にもよくない。

 コミュニケーションとは普段の何気ない会話から、情報の共有まで多岐に渡る。

コミュニケーションの活性化はチームの透明性を保ち、情報格差を無くす。

もしかしたらそのやり取りはチャットじゃなくてもいいかもよ。

 

4.振り返る事

チームとして定期的に振り返る事。

やり方はなんでもいいと思う。KPTだって手段の一つだし。

目的は定期的な振り返りをする事によって、色んな視点からのフィードバックを得てチームとしての動きを改善し続ける事。

昨日出来なかった事を明日出来るようにするための思考のきっかけとして定期的な振り返りは大事だと思う。

声の大きい人の声だけが正解とは限らない。関わる人の数だけ視点は増える。

改善のヒントは色んな所に転がっている。

 

5.障害を排除する事

4の振り返りにも関わってくるが、仕事をする上で立ちふさがる障害はたくさんある。

会議が長い、決裁権が不明、優先度が分からない、やらなくてもいい仕事をなんとなく続けている、その他諸々。

本当に必要な事だけをやれる環境で仕事を進められた時、その効率と生産性の高さにビックリする事がある。

目的を達成するためには、集中する事が必要なので、逆に言えばそれを邪魔する物は常に排除していった方が良い。

アップデートを忘れないように。

 

 

細かい所を言い出すとキリがないけど、大きく僕が大切にしている事5つです。

別に僕がこれを常に完璧に出来ているかと言えば、決してそんな事はないけど

チームとしてどうしていくかという思考を停止させない事が大事なんだと思う。

 

これを実現するためには

既存のフレームワークを利用する事で解決する事もあるし、独自の方法でもいいし

状況と環境によって使い分ける事でより、成功率は変わっていくと思う。

 

何にせよ、根気が必要な事なので時間がかかってでも諦めずにトライしてみるべし。